3月21日 豊川河口域 下げのイナッコ食いシーバス

シーバス

3月20日

豊川河口域で釣りをしていたが、数バイトを全て乗せられなかった。

理由は分かっている。

同水域で釣行中の仲間からランカー含む3連続キャッチの連絡で、自分のペースを乱してしまった。

かっこ良く言うとそんな感じだが、単純に下手なだけ。

下げ始め1時間過ぎ頃にくる、1発目の水が強く流れる、釣れるならこのタイミングという頃。

遠くの暗闇にライトが灯り、ランディングと思しき光の動き、その後にスマホへ釣果報告が届く。

それが3回。

時合いを逃してしまうという焦りで、速くリトリーブしてしまい、全てバイトを弾いてしまった。

(彼の名誉の為に言っておくが、私のペースを乱す意図はもちろんなく、純粋に良型が嬉しくて報告してくれた)

人の釣果報告でペースを乱すとは情けなくもあるが、今後の改善点発見は良しとするか。

そしてリアルタイムで釣果報告することの危うさを実感。

シーバスの対決動画で、釣れたら通知するルールで行われているものがある。

この経験をする前までは、そこまで影響しないだろうと思っていた。

いやいや正に「こうかは ばつぐんだ!」である。

なんなら岩ヘビに対して変なタネが触手で攻撃して、急所に当たっているくらいに。

(これ通じる世代の人いるか?)

動画内では精神攻撃でペースを乱す的な発言もあるが、本当に乱すとは。

釣果報告をするタイミングを考えさせられる出来事であった。

が、今度やり返してやろうと固く決意(笑)

3月21日

大潮2日目18時満潮、約230㎝下げる。

最低気温も10度を超える日が出てきて、水中も着実に春になってきている。

さて、本日は恥を捨ててハイエナ行為で、前日報告を受けたポイントへ。

報告してくれた方は、初ランカーの余韻でホクホクとのこと。

仕事が終わり釣り場に到着すると、川を眺めている若いお兄さんを発見。

釣り道具の類は持っていないので釣り人か分からないので、ひとまず準備してポイントへ立つ。

その後、そのお兄さんから上流側へ入らせてと声を掛けられたので、快諾。

釣り人でした。。。

悪い事したなと思いつつも、潮待ちでお兄さんと談笑と情報交換。

話をした感じ好印象で、更にイケメン君でした。

この釣り場に数回来ているが釣果はまだで、ちょっとした解説をしていると、遠くでボイルが出たので釣りを開始。

時間的には19時近くに開始か。

釣り場は立ち位置からブレイクまで30mぐらい。

この潮位だと、ブレイクの奥は水深2mぐらいで、その手前は1mないぐらい。

そして川岸に近づくにつれてなだらかに浅くなってくる。

ベイトはハクとイナッコを多数確認。

昨日の釣果も納得の量である。

まずはミノーとシンペンで水面直下を探り、その後は徐々にレンジを下げていく方針で攻めていく。

が、1時間程経過するが反応は帰ってこない。

上流側のお兄さんも同じ様子。

ここで上流から下流へ泳いでいたイナッコがざわつきだすことが増えてきた。

シーバスが入ってきた合図。

数的には数匹か。

私とお兄さんの前に1匹ずつはいるか。

どうやって攻めるか思案していると、お兄さんの方はブレイクより手前のシャロー帯でボイルを開始。

なるほど、シャロー側に入ったことから活性が高いやつはそちらにいったか。

ボイル音からするに型も良さそうである。

ならばこちらはボイルしないが、ブレイクについて水面のイナッコを脅かすシーバスを狙う。

定石通りにまずは水面直下狙いでiborn78F、ガルバ73Sで攻める。

イナッコがざわつく辺りでターンするように攻めるが反応がない。

それぞれ3投ずつ探って反応がないので、ルアー変更。

ボイルしないあたり、やはりレンジは下か。

ウォブリングでスレないよう、次はシンペンのバンク82S(カラーはPSC)で水面から20~30㎝を攻める。

シーバスがいるであろう辺りの上流側10m右奥に着水。

レンジを入れてリトリーブ。

大潮で水の流れが強く、ルアーが動くように少し早めに巻く。

1回転1秒程。

(1巻き94㎝の3000XGリールを使用)

徐々にターンするにしたがって巻き速度を遅くする。

完全にターンしたら1回転2秒程。

(巻きから感じる感覚から多少の前後はあるが、「この時」は大体こんな巻き速度)

上流から泳いできたイナッコがシーバスに気づいて方向転換でもたついている所をイメージ。

3投目のターンに入った所でゴゴンと手元に衝撃が伝わり、合わせを叩き込む。

シーバスとファイト開始。

流石に大潮の河川、流れが強くてドラグが出される。

ファーストランは何とか耐えられた。

周囲にラインブレイクさせる要因はなさそうなのでドラグを緩める。

それと同時にランディング位置に少しずつ移動。

魚はまだまだ元気で流れの中に戻ろうと必死に抵抗してくる。

ランディング位置に移動して魚を寄せた頃になると、なんと上流側で絶賛ボイル中を狙っていたはずのお兄さんがネットを出して応援にきてくれた。

時合中にも関わらず人を助ける余裕を持てる、良いお兄さんじゃないか!

こういう方は応援したくなる。

お言葉に甘えてランディングしてもらい無事キャッチ。

サイズは75㎝。

お礼とすぐネット返却する旨をお兄さんに伝えて、釣り座に戻って頂く。

手早くネットとフックを外して撮影後にリリース、そしてネット返却へ。

(ヒットルアー見えてないのはこの為)

恐らく返却まで1分かかってないぐらい、今年1番早く行動した。

その後は追加できず。

お兄さんはバイトがあったものの乗らなかったとのこと。

潮も緩んだので、この日はここで終了。

お兄さんと今日の釣りをお互いに振り返りつつ、情報交換して別れた。

次はいつ出会えるだろうか、そんなことを思わせる好青年との出会いだった。

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